あらすじ
いわれなき罪で処刑されたはずの王子ファリエルが目を覚ますと、そこは魔女の家だった。
困惑した様子の魔女リリアナいわく、本当は精霊を召喚するつもりだったという。
命の危機はなくなっても身体には拷問の傷が残っていて、痛みで起き上がることもできない。
献身的なリリアナに癒されるうちにその健気さに惹かれていく一方で、処刑の瞬間の記憶はいつまでも心に刻み込まれたままだった。
召喚される前に何があったかをリリアナに問われても、決して打ち明けられない。
――僕が処刑されたのは、【魔女に会いに行ったこと】が理由だから――。
◇◇◇
絶世の美貌を持つ王子ファリエルと、おっちょこちょいで心優しい魔女リリアナ。
ゆっくりと紡がれていく、二人の穏やかな日常。