あらすじ
元・義理の兄と、ワンルームみたいな距離で暮らすことになった。
藤村 楓(22)が新卒で配属されたのは、代官山の高級料理スタジオ。
実家の市川からは片道一時間半。家賃も高すぎて一人暮らしも無理。
途方に暮れた楓が頼ったのは、かつて三年間だけ兄だった人——蓮見 怜(28)
「家賃はいいから、家事して、たまにパン焼いて」
そうして始まった同居生活。
料理を作って、朝は送り出して、夜は同じテーブルでご飯を食べる。
家族だった頃と同じ距離のはずなのに、どこか違う。
仕事に悩む楓を、怜は静かに支え、甘える楓を拒まない。
ただそばにいるだけの、優しくて心地いい日常。
けれどある日、ふと気づいてしまう。
――怜は、もう「兄」じゃない。
意識してしまった瞬間から、近すぎた距離が変わり始める。
そして、楓の変化に気づいた怜の理性も、静かに崩れていく。
家族だったから、壊せない。
でも、家族だったから、特別だった。
元義兄と始まる、じれ甘ワンルーム同居ラブコメ。