あらすじ
幼稚園の砂場。
「いつか本物のおしろをみにいこうね」
あの日、小さな手で交わした約束から、長い月日が流れた。
四人はそれぞれの夢を抱き、大学を卒業して、社会という新しい門出を迎える。
文学部を卒業したことと麻美は、華やかな芸能関係の世界へ。新しい毎日に戸惑いながらも、二人は言葉や感性を大切にする仕事に、一歩ずつ向き合い始める。
一方、経済学部を卒業した史人《ふみと》と佑介《ゆうすけ》にも、大きな転機が訪れようとしていた。
親の会社を継ぐ決意をした佑介。そして、その才能を認められた史人に提示されたのは、ある「選択」だった。
「いってらっしゃい、史人。私はここで、しっかり頑張るから」
寂しさを笑顔で隠して見送ることと、その想いを背負って羽ばたく史人。
離れていても、四人の絆はあのころのまま続いていくのか。
揺れ動く四人の心と、それぞれの成長を描くヒューマンドラマ。