あらすじ
人の評価が「承認値」として見える世界。
その数値が高いほど人生はうまくいき、低ければすべてを失う。
誰もが他人の目を気にして生きる中、
ただ一人——比干寺内(ひかんしない)くんだけはその数値が見えない。
空気を読まず、好きなことを言い、好きなように振る舞う彼。
そのたびに周囲の承認値は下がり、場の空気は凍りつく。
——だが本人は、まったく気付かない。
「ウケたな」
そう笑う彼の裏で、数字はどんどん減っていく。
それを知っているのは読者だけ。
一方、完璧な人気者、承野誉(しょうのほまれ)は評価に縛られ、常識人、気遣直人(きづかいなおと)は空気を読み続けて疲弊していた。
評価に支配された世界で、気にしない男がすべてをかき乱す——
承認欲求崩壊系ギャグ、開幕。