あらすじ
その少女は、あまりにも退屈していた。
あまりにも暇だったので、少女――赤ずきんは、拳にバンテージを巻き、祖母の家まで散歩に出ることにした。
「こっちの道に行くとお花畑があるよ」
森で出会ったオオカミの誘い。それは本来、死へのカウントダウン。
しかし、赤ずきんは返事の代わりに無言でファイティングポーズをとった。
繰り出される超高速のマシンガンブロー。
拳で語り合い、意気投合した一人と一匹は、なぜか協力して毒のある『彼岸花の花冠』を作り、祖母の家へと向かう。
だが、そこで待ち受けていたのは「なぞなぞ」を出す巨大な合成魔獣(キマイラ)。
更には謎の銃撃、そして長い眠り――。
「あー、よく寝た」
伝説も予言も王子様のキスも必要ない。
目が覚めたら、とりあえずみんなでカレーを食べよう。
これは、最強の暇つぶしが巻き起こす、少し(?)不思議で、かなりバイオレンスな、けれど最後にはお腹が空く物語。