あらすじ
伯爵令嬢ティアナ・ラピスラズリには、 人の悪意を宿した宝石が“黒いモヤ”として見える瞳がある。
欲望、執着、裏切り。 人の心の闇を見続けてきた彼女の願いは、ただ一つ。
――「私が、私らしく生きたい」
そんな彼女を、 静かに、深く、逃がさぬように愛する男がいた。
王子ディラン・アレキサンドライト。 頭脳明晰、容姿端麗。 だがその瞳に宿るのは、王の理性ではなく 一人の男としての、危うい執着。
「本当に大切なものほど……慎重になるものだろう?」
忠誠を誓う腹黒執事。 命を賭して守る護衛騎士。 過去を抱えた元暗殺者たちに囲まれながら、 不思議な魔宝石が、ティアナの運命を動かしていく。
力か。立場か。 それとも、愛されることか。
選択の先に待つのは、 甘くて危険な――溺愛ラブファンタジー。