あらすじ
恋は勢い。そう思っていた――
でも、新聞部部長・早川史帆は違った。
親友の鮎原摩季から「野球部キャプテンへの恋」を相談された史帆は、
なぜか孫子の兵法を持ち出して、恋を“戦”として分析し始める。
相手は幼なじみの榮倉大翔。
さらにチア部主将の山藤玲菜も参戦し、三角関係は混迷へ。
摩季の恋を勝たせるため、
史帆は軍師のように作戦を立て、盤面を整えていく。
――ただ一つ、自分の気持ちだけを除いて。
「恋をしない」という安全地帯に立ち続けた史帆は、
やがて気づく。
その選択こそが、一番の“敗北”だったのだと。