あらすじ

祖父が幼い頃、近所の子供たちの間で恐れられていた雑木林。 そこには、昭和初期に命を絶った女性の霊が彷徨い、遭遇した者を「あの世」へ連れ去るという噂があった。 ある日、友人のオサムが「かくれんぼをしよう」と誘い、みんなで林に入った。 夢中で遊ぶうち、オサムは忽然と姿を消す。 3日間の大捜索の末、ひょっこりと帰ってきたオサムは、こう語った。 「きれいな女の人に、林の奥の洋館へ連れて行かれて、 おいしいお菓子を食べさせてもらった」 もちろん、そんな家など存在しない。 それ以来、オサムは別人のように静かになり、 夕闇になると、いつも雑木林の方をじっと見つめていた。 祖父が今でも、寂しげに語るノスタルジック・ホラー。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/04/18
  • 現在の作品夕闇に消えた友だち