あらすじ

自動運転化のモデル線区で注目を集める、京南線。 その一角には、何も異常が見つからないのに列車だけが異変を訴える区間《K-17》がある。 新人運転士・定時のぞみは、そこで何度も列車を止めたことで、単独乗務を外されてしまう。 そんな彼女の前に現れたのは、本社から来た指導添乗員――――京南電鉄の広告塔であり、かつての恋人・白石慶一郎だった。 秘密を抱えた若手運転士、役割を押しつけられる駅員、沈黙で現場を回す管理職、本音を言えない本社社員。 誰もが何かを飲み込みながら、今日も都市インフラを循環させ続けている。 止めるべきものは、本当に列車だけなのか。 《K-17》の謎は、やがて彼ら全員の孤独と、鉄道が隠してきた現実を浮かび上がらせていく。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/04/18
  • 現在の作品京南線、本日も"異常なし"。