あらすじ
呪いに侵された令嬢は、婚約者である公爵から「出来損ない」と蔑まれ、婚約を破棄される。
心が揺らぐたびに周囲を蝕む呪いを抱えたまま、彼女は人里離れた森でひっそりと生きることを選んだ。
だがある日、危篤となった公爵を救うため、彼女は自らの命を削りながら呪いを操り、彼だけでなく国中の人々を救う。
――その事実を、公爵が知ることはなかった。
やがて全てを知った公爵は、彼女を取り戻そうと森へ向かう。
しかしそこで彼が見たのは――
自分が捨てたはずの令嬢が、別の男に選ばれ、幸せそうに微笑む姿だった。
これは、すべてを失ってから後悔する男と、ようやく救われた少女の物語。