あらすじ
人は死んでも、終われない。
未練を残した魂はこの世に留まり、やがて歪み“魔物”になる。
それを祓うのは、神に選ばれし“光”――そう、信じられていた。
だが実際は違う。
魂を天へ還していたのは、忌み嫌われる“闇の子”だった。
⸻
人里離れた森でひとり生きる彼は、
助けを求める魂の未練を引き受け、静かに救い続けている。
その代償として、自分の心を削りながら。
⸻
一方、“光の子”は魂を消し去る力を「救い」と信じ、
人々から崇められていた。
⸻
冤罪、処刑、そして後悔。
すべてを失った世界で、ただ一人――過去へと遡る。
⸻
「今度こそ、間違えない」
⸻
やり直された世界で再び出会う二人。
救うたびに壊れていく者と、
その結末を知っている者。
⸻
これは、
正しさだけでは届かない“救い”を選び続ける物語。