あらすじ

高校二年の春。 無口で目立たない少年・榊恒一は、図書室で出会った少女・朝比奈春乃に少しずつ惹かれていく。 春乃は明るく、優しく、なぜか誰よりも「今日」を大事にしていた。 また今度、ではなく今日。 いつか、ではなく今。 そんな彼女に振り回されながら、恒一は初めて誰かと過ごす時間を愛おしいと思うようになる。 けれど春乃には、誰にも言えない秘密があった。 彼女は少しずつ記憶を失っていく病気を抱えていたのだ。 昨日の約束。 楽しかった会話。 大切な思い出。 そして、いつかは――好きになった人のことさえ。 「私、いつか君を忘れるよ」 それでも恒一は答える。 「忘れられてもいい。好きになったことまで、なかったことにはしたくない」 忘れられていく恋。 それでも積み重ねる、かけがえのない日々。 これは、春を失っていく少女と、何度でも彼女を好きになる少年の、静かで優しい悲恋の物語。

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小説を読もう2026/04/18
  • 現在の作品君が春を忘れても、僕は君を好きでいる