あらすじ
芦屋銀治(あしや ぎんじ)には、生まれ持った「才能」があった。それは、どんな出鱈目でも真実に聞こえさせてしまう「絶対的な説得力」。
その力を遺憾なく発揮し、彼は神を一切信じないまま、インチキ宗教の教祖として優雅な不労所得生活を送っていた。
そんな彼が大好きなエスプレッソを飲み干した瞬間、1850年代のアメリカを彷彿とさせる荒野の異世界へ転移してしまう。
身一つで放り出された銀治だったが、持ち前の図太さで「なんとかなる」と直進。辿り着いた農場で、彼は泥にまみれながらも、魂が輝く少女・リリムを見つける。
「あそこにいる女奴隷を、私に寄進しなさい」。
銀治は堂々と言い放った。