あらすじ

かつて世界は、勇者によって救われた。 その子供たちは王となり、世界は安定した時代を築いている。 魔物はいる。魔王軍の残党もいる。 だが、世界を揺るがすような危機はない。 ――平和で、少しだけ退屈な世界。 そんな時代に生まれた、とある貴族の青年 、、、実力はそこそこ、頭もまぁまぁ、、 特に大きな目的もなく、日々をそれなりに楽しんでいた。 ある日、彼はふと思う。 「世界でも救うかー」 深い意味はない。 ただの思いつき。 どうせやるなら、それっぽく、派手に。 勇者みたいに、みんなが見てる前で。 じゃあどうするか。 「それっぽい状況、作ればいいじゃん」 その発想に、迷いはなかった。 魔王軍の残党を焚きつけ、 各地の不和を煽り、 小さな火種を繋ぎ合わせて、“世界が終わりそうな流れ”を整えていく。 その途中で手に入れたのは、ひとつのスキル。 《演出補助(ディレクション)》 ――自分が「それっぽい」と思った場面で、ほんの少しだけ都合よく事が運ぶ。 成功率が少し上がるだけの、地味な力。 だが彼には十分だった。 「いいね、雰囲気出てきたじゃん」 軽いノリのまま、計画は進む。 国同士の対立は激化し、 魔物は活性化し、 世界はゆっくりと、確実に崩れていく。 そして―― 本当に、世界は滅びかけた。 「……ん〜、、世界、、滅ぶか、、?」 ……想定よりちょっとだけ被害は大きい。 でも問題ない。 ここから自分がなんとかすれば―― 一番いいとこ、全部もらえるよな!? 罪悪感はない。反省もない。 あるのはただ、好奇心だけ これは、 軽い思いつきで世界を壊したお調子者貴族が、そのままのテンションで世界を救おうとする物語。 被害:世界 黒幕:俺

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カクヨム
カクヨム2026/04/17
  • 現在の作品どうしても世界を救いたい俺は一度世界を滅ぼす