あらすじ
この記録に記されているのは、正義でも救済でもない。ただの”事実”である。
とある場所で起こった常人には理解し得ない異常事態の数々。
それらを淡々と、冷酷なまでに客観的な筆致で綴った秘匿記録──それがこの【報告書】だ。
観察者の視点はどこまでも乾き、凄惨な現場や剥き出しの狂気さえも、単なる事象として処理していく。
しかし、簡潔な記述の裏側からは、隠しきれない血の匂いと、報告者自身の歪んだ情熱が漏れ出している。
読者が目にするのは、闇に葬られた”不都合な真実”か、それとも観察者による”叫びの記録”か。
1ページ捲るごとに、あなたの日常の境界線は曖昧になり、気づけばこの狂気の一部に取り込まれていく。
警告。
この報告書を読み終えたとき、あなたの倫理は二度と元には戻らない。