あらすじ
その愛は、あまりにも純粋で、あまりにも残酷だった。
暴力と絶望が吹き溜まるこの街で、それは毒花のように咲き誇る。
誰かを慈しむ心ではなく、相手のすべてを叩き壊し、自分の色に染め上げなければ気が済まない───そんな常軌を逸した”執着”と、逃げ場のない”独占欲”。
一般的な”愛”という言葉では到底括ることのできない、魂を削り合う者たちの肖像。
奪うことが慈しみであり、壊すことが救済となる狂った理の中に、彼らは自ら身を投じていく。
これは、魂の形を歪めなければ生きられない者たちの、究極の純愛物語。