あらすじ
一つの大きな大陸は三つの大国に分断されていた。
皇帝ウェルグの統治する北のインサニア帝国。
女王ミレーヌの統治する東のリベオニス皇国。
三人の小国の王達の同盟により、結成された西のラムザ連合国。
少年はラムザ連合国の人間として生を受ける。
平凡な村で、平凡な農民として生涯を終える筈だった。
しかしたった一夜の訪来により、少年の運命は一転する。
これにより少年は幼少期を、闘士として育てられた。
この出会いから約六年、徐々に歯車がズレ始め、次第に三国は混沌とし、小さな波は、時間をかけ大きな波へ変わり、やがて津波となり三国を侵食していく。
「力をつけなさい。自分が戦わねばならぬ時に、不足と感じないように」
師より言われたその言葉を胸に秘めた少年。
物語は三大勢力に属さない、商業都市リンガルから始まる。
帝国と皇国、二つの大国は、対立し互いを牽制し合ってきた。
帝都へ、リベオニス皇国の女王が攻め込んだ“インサニア・リベオニス戦争”が記憶に新しい。
帝都を陥落出来ずに、戦に破れたリベオニス皇国は、インサニアの動向を窺う。
一方のインサニア帝国は、皇帝ウェルグの命により、大陸を武力によって統一する事を目指す。
この為、インサニア帝国に接する近隣勢力は、一挙手一投足を戦々恐々として見つめていた……。