あらすじ

わたしは同じ人に浮気した 今の彼 と 昔の彼 どっちを好きでいることが正しいんだろう? 記憶喪失の相手では、どちらを選んでも裏切りになってしまう たぶん宝箱みたいな恋だった ✿✿✿❀✿✿✿ 今から10年と少し前。わたしには、とても仲のよかった男の子がいた。小学生の頃の話だ。卒業を機に、海斗くんは県外に転校してしまった。当時、小・中学生はまだスマホを持たない時代。お別れは今生のさようならにも似ていた。 最後の日、わたしたちは絶対にまた会おうと約束をした。たぶん、気のせいじゃなければ海斗くんもわたしのことを……。 1年経った中2の春、海斗くんは地元に戻って来た。運命を感じた。大げさだけど、わたしに会いに来てくれたんだとさえ思った。でも、次に会ったとき、海斗くんは小学校での記憶を全部なくしていた。わたしとの思い出もすべて。 たった1年で、海斗くんは大人びた。声が低くなって、体もがっしりとした。男の子から男性になったのだ。 わたしは新しい海斗くんも好きになった。 好きになってしまった。 代えがたい思い出があるにもかかわらず、わたし過去の海斗くんじゃなくて、今の海斗くんに恋をしてしまったんだ。

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小説を読もう2026/04/18
  • 現在の作品記憶の中のあなたと、記憶喪失のあなた