あらすじ
高校の下駄箱で起きた些細な履き違い。
それは一足のローファーにとって、思いがけない旅の始まりだった。
本来の持ち主ではない、足に履かれ、街へ学校へ、バス停へ。
ローファーは様々人の歩き方、迷い、涙、決意を感じとる。
進路に悩む生徒、誰にも言えない失恋を抱える少女、夢をあきらめかけている少年。
彼らの足を支えながら、ローファーは少しずつ気づいていく。
人の歩く道には、それぞれの重さがあること。最後は本当の持ち主の元へ戻る。
ローファーは思う。"少しだけ僕の経験値が増えた"人の人生を足元からも守った一足の靴の物語。