あらすじ
記録は、嘘をつかない。
だが——それだけでは、人は救われない。
介護支援用アンドロイド・橋本はるかは、 認知機能に不安を抱える女性・中田美子のもとに派遣される。
同じ質問を繰り返し、記憶に確信を持てなくなっていく彼女に、 はるかは「すべてを記録している」と答え続けた。
(7話完結)
——そのはずだった。
ある日、美子は言う。
「見えるのよ誰かが」
だが、記録には何も残らない。
存在しないはずの声。
記録されない存在。
記憶を失っていく人間と、それを記録する機械。
その狭間で、ひとつの“約束”が呼び戻される。