あらすじ
苦節30年。
血の滲む努力の末、俺はついにダンジョン《神骸の塔》の上級攻略者にまで上り詰めた。
金も、名声も、女も——全部手に入れた。
……はずだった。
塔の奥で変なモノを食った翌朝、気がつけば12歳のガキに戻っていた。
積み上げた実績も資産もすべて消滅。ギルドでは「誰だお前」と言われ、ランクはまさかのFから再スタート。
ふざけるな。
もう一度だ。
どうせなら前より効率よく、全部取り戻してやる。
——そう思っていた矢先。
塔で出会ったのは、俺にベタ惚れしてくる新人少女ユナ。
「レンさんの一番は私ですよね?」
「将来、絶対ボンキュッボンになりますから!」
「レンさんのためなら何でもします!」
……重い。あと方向性が危ない。
だがこいつ、感情が高ぶると常識外れの魔力をぶっ放す。
しかも本人は自覚なし。
——使える。
元上級の経験と観察眼、そして“なぜか身についた不可思議な力”で、エリート連中を出し抜きながら最速で成り上がる。
一方で、塔の奥では何かが動き始めていた。
「未完成」「適合」「鍵」——
ユナに向けられる謎の声。
そして、俺たちに興味を示す本物のエリート攻略者・アルト。
これは、すべてを失った元最強が、
金も名声も女も取り戻すために塔を攻略し直す物語。
——ついでに、ちょっとヤバいヒロイン付きで。