あらすじ

自分が苦しい時に他人を優先できる、それは、心の強さの証明だ——。 降臨した天孫殿下は、心の痛みを殺して優しさを貫く、誰よりも清らかな神だった。 天人界の守護神獣青龍の息子・蒼は、他の神獣たちと楽しく暮らしていた。 ある時出会った、美しく強大な力を持つ少年兵・夏宵。彼は天帝の孫だったが、蒼は貴族の息子だと誤解し気楽に接するようになる。 夏宵は他者のために泥を被り、善意を悪意と誤解され非難されても、相手を責めることはない。 「なぜ、お前が謝るんだ? お前を騙したのはあいつらだろ」 「やむを得ない事情があるんだろう」 彼は、「至らない私が悪い」と自分を責めることで心の痛みを抑えつけ、また、他の誰かを思いやる。他者のために喜べるのに、自分のために泣くことはできないのだった。 ​そのあまりに高潔で痛々しい生き方に触れたとき、蒼は気楽に生きる日々と決別する。 彼はなぜ、誰よりも優しいのに蔑まれるのか? 彼が背負う宿命とは? 蒼は天人界の呪縛から友を解き放つため、仲間と共に自分を高めようと決意する。 「お前の優しさを、絶望から希望に変えてみせる——」 天孫と青龍の友情と魂の救済神話が今、幕を開ける。 ※平日更新予定です。

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カクヨム
カクヨム2026/04/17
  • 現在の作品蒼龍の天界記 〜他者のために泥を被り、「穢れた天孫」と蔑まれる少年。彼は「自分の痛み」を殺すことで、止まることなく誰かを救い続ける。