あらすじ
「いいか、三枚おろしにされる前に、三枚の筋肉(大胸筋・腹筋・背筋)を鍛えろ!」
かつて、圧倒的なバルク(筋肉量)だけで亀を救い、深海へと旅立った男がいた。その名は浦島太郎。
辿り着いた竜宮城は、海の荒くれ者たちが跋扈する修羅の国だった。しかし、太郎はひるまない。水圧すらも負荷(レジスタンス)に変え、巨大ザメを「深海式バックドロップ」で沈めるその姿は、いつしか**【マッスル勇者】**として語り継がれるようになる。
やがて太郎は、3.6億平方キロメートルの海底を筋肉で満たすべく「帝国軍」を組織。全世界の魚類に筋トレを普及させ、さらには挫折した初心者を導く**【マッスル賢者】**へと至るのだが――。
これは、肉体の極致を極めた男が、数百年後の「令和」という名の異世界(?)に舞い戻り、究極の脱力と平穏を手にするまでの、数奇なるマッスル叙事詩。
「……サイドチェストって、何だっけ?」
筋肉・無双・結婚・隠居。
その果てに、玉手箱がもたらしたのは「絶望」か、それとも「最高のデトックス」か。
アロハシャツを着た元気なおじいさんによる、現代社会サバイバル(?)がいま始まる!