あらすじ

ケルベロスは狂犬病予防法違反。聖剣の所持は銃刀法違反。召喚魔法は廃棄物の不法投棄。 異世界との次元の穴が開いて数年。東京に溢れる魔獣、転移者、闇ギルド――それらを「剣でも魔法でもなく六法全書で処理する」部署が、警視庁の片隅にある。異世界生活安全課、通称『いせあん』。 所属するのは、たった二人。 鮫島警部。くたびれたトレンチコートに無精髭。火のつかないタバコを咥え、魔王を前にしても「営業許可証は?」と聞く男。武器は逮捕状と国税局の直通番号。 カイル巡査。異世界の元・聖騎士。来日初日にカツ丼を食べ「この国なら、誰も殺さずに悪を裁ける」と感動し、聖剣を捨てて警察官になった青年。 暗黒ギルドを指定暴力団として口座凍結。勇者の聖剣を銃刀法で押収。魔法薬の無許可販売を薬機法で摘発。異世界の壮大なテンプレが、日本の行政手続きの前にあっけなく崩れ落ちていく。 だが本当の敵は、日本の法律を完璧に使いこなす「魔王」だった。完璧なスーツ、合法企業の代表、政界との癒着。法で戦う二人の前に、法を盾にする最強の敵が立ちはだかる。 逮捕状と税務調査で、この凸凹バディはどう詰ませるのか。カツ丼と共に、見届けてほしい。

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小説を読もう2026/04/17
  • 現在の作品聖剣より六法全書が強い国で警察官になりました~カツ丼に魂を売った元聖騎士と無精髭のシゴデキ警部が、魔王を税務調査で詰ませます~