あらすじ

「――んでくれませんか?」 「え?」 「あの、死んでくれませんか?」 「……はい?」 夜、駅近くの通り。おれはスマホの画面を眺めながら、ぼんやり帰り道を歩いていた。日付が変わるまであと数時間。また明日も仕事。そんなことを考えながら、ため息をつこうとした、その瞬間だった。 突然ビルとビルの隙間から男がぬらりと飛び出してきた。 おれは思わず「うおっ」と声を漏らし、足を止めた。驚きはしたものの反射的に軽く会釈し、そのまま男の横をすり抜けようとした。 だが男はずいと一歩踏み出し、こちらの進路を塞ぐように距離を詰めてきた。そして呟くように言ったのだった。死んでくれませんか、と。 「え、死んでくれってどういう意味ですか……」

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小説を読もう2026/04/17
  • 現在の作品死んでくれ :約2000文字