あらすじ
本編『悪役令嬢になったのは、ずっと聖女が王子に粉をかけていたから』を先にお読みいただけると、よりお楽しみいただけます。
すべては、妹グレイシアへの婚約打診が王家から届くところから始まる。
モルヴェン公爵家当主ヴァルメラは、その話をただの慶事とは受け取らない。
王家が何を求め、妹がどこへ向かうのか。家を継いだ姉として、人を見る者として、彼女は最初から静かにそれを見ている。
やがて本編へと繋がる流れの中で、ヴァルメラの前へ回されてくる“元婚約者”。
これは、本編と同じ流れの裏側で進む、ヴァルメラ視点のもう一つの話。
厳しいけれど甘い姉が、人を見て、置き場を決め、育てていく婿育成記録。