あらすじ
十八年前から御影岬に架かり続ける、決して消えない虹。気象予報士を目指す高校生・凪は、幼なじみの湊と共に、その美しすぎる風景に隠された「世界のバグ」を追う。
町を襲う異常な高気圧、地底に眠る鏡の地質、そして失踪した父が遺した謎の日誌。かつて父が凪を救うために仕掛けた「祈り」は、今や町を飲み込む「呪い」へと反転しようとしていた。
気圧計が示す絶望的な数値。空が堕ちてくる極限状態の中で、凪は予報士の卵として、一人の娘として、ある決断を下す。
これは、偽りの空を壊し、本当の明日を予報しようとする少年少女の、過酷で瑞々しい観測記録。☆「この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません」