あらすじ
俺はアルバイトで家庭教師をしていた。
教えている相手は不登校気味の学生、オコジョ獣人のマシロ。小柄で、人見知りで、俺以外の人間にはろくに口も利けない。レッスン中に正解すると耳がぴんと立って、不正解だと尻尾がしょんと垂れる。「せんせー、だいすき!」と無邪気に笑う。可愛い生徒だった。
——可愛い、だけの生徒だったはずだ。
気付けば、頭を撫でることを要求され、抱きつかれ、キスをせがまれ。エスカレートしていく距離感に危機感を覚えた俺は、マシロの母親に相談した。少し距離を置こう、と。
それが、マシロの心の逆鱗に触れた。
母親が留守の日。マシロの目からハイライトが消える。
「やっぱり、せんせーがママに言ったんだ」
椅子に座った俺の上に跨り、舌を入れられ、口の中を蹂躙される。こんな子供に、手と足も出ず、屈服した。
「今のこと、ママに言いつけたら——次は、これくらいじゃ済まさないからね、せんせー💞」
それが、始まりだった。
マシロの要求を断れば、快楽の拷問で調教される。
小さな指で輪っかのマークを作って——「断ったら、また、これだからね💞」。
抵抗するたびに、エスカレートしていく。
折れなければ、もっと深いところまで。
俺が折れるまで、全部やると——あの目で、笑いながら。
そしてある日、マシロが一枚の紙を差し出してきた。
空欄は一つだけ。俺の名前の欄。
「ここに、サインして。せんせー💞」
断ったら、どうなるか。もう、わかっている。