あらすじ
グィネヴィア・フォン・アルカードにとって、授かった権能【邪神】は人生の土台そのものをひっくり返す厄災だった。
容姿端麗、家柄も一流。
アルカード公爵家の令嬢として転生したグィネヴィアは、平穏で穏便な学園生活を送るべく、日々ひっそりと生きていた。
だというのに。
十五歳の成人の儀で【邪神】を授かったその瞬間、正教会は阿鼻叫喚の地獄へと変貌。
神官は発狂し、貴族は悲鳴を上げ、両親ですら一歩引いた。
それ以来、グィネヴィアは【邪神令嬢】と囁かれ、勇者と聖女からは人類の敵として警戒され、周囲から向けられる感情は恐怖か誤解ばかり。
そのうえ、闇を支配する狂犬令嬢と、勇者に匹敵する無口皇子からは、何故か重すぎる執着まで向けられてしまう。
本人はただ、学園で普通の友達が欲しいだけなのに。
話しかければ怯えられ、微笑めば誤解され、怒れば邪神演出が暴走する。
これは、善良なのに権能【邪神】のせいで全方位から諸悪の根源扱いされる公爵令嬢グィネヴィアが、なんとか平穏と友情を勝ち取ろうとする、理不尽すぎる物語である。