あらすじ
大学を辞め、行き場も目的もないまま夜の街に流れた潤太。
日雇い、キャバクラ、ホスト、——
金と欲と孤独が渦巻く世界を転々としながら、
彼は「何も感じないこと」に慣れていく。
そんな中で出会ったのは、
どこか無防備で、やけに人懐っこい青年・凌馬だった。
一度きりの出会いのはずだった二人は、
思いがけない形で再会する。
客とボーイという歪な関係の中で、
少しずつ、確かに距離を縮めていく。
しかし——
その関係は、決して“続くもの”ではなかった。
「普通でいいよ」
その一言の意味に気づいたとき、
すでに三ヶ月が過ぎていた。
これは、
取り返せなかった時間と、
気づくのが遅すぎた男の物語。