あらすじ
地球は今、多数の異星人による苛烈な侵略にさらされている。
人類が生き残る道は、宇宙銀河連盟への加入のみ。
だが条件は「自力で銀河の果ての連盟本部へ到達すること」。
政府が宇宙船開発を急ぐ一方、防衛は民間企業へ委託された。
活動資金は税金であり、継続条件は「国民からの圧倒的人気」。
戦場は、世界中に配信されるド派手な娯楽へと化した。
意味もなく叫ぶ必殺技、物理法則を無視して合体するロボ。
強さより「映え」が優先され、熱狂が予算を決める歪んだ世界。
整備士ゲンはマシンの欠陥を訴えるが、社長に即解雇される。
無職となり街を彷徨うゲンの前に、一人の少女が現れた。
「うちの会社に来ない?」それは、零細企業の社長だった。
新天地でゲンが作るのは、無駄を削ぎ落とした合理的マシン。
「映え」を捨てた機能美が、銀河の侵略者を圧倒し始める。
これは、職人気質の男が真の強さを証明する逆転の物語である。