あらすじ
中堅冒険者ヨハクは、ある日ひとつの依頼を受ける。
東の街道で行方不明となった商人の捜索
――ただの調査のはずだった。
現地に向かう途中、耳にしたのは些細な噂。
狼による被害、増え続ける行方不明者、そして
「護符が効かなかった」という話。
どれも珍しいものではない。
そう判断したはずだった。
だが現場に近づくにつれてわずかな違和感が積み重なっていく
痕跡の残り方、空気の重さ、そして
――説明のつかない“ズレ”。
それはやがて、ただの魔物とは言い切れない存在との
遭遇へと繋がっていく。
これは、世界の“外側”に触れかけた男の、最初の記録。