あらすじ
戦争は終結した。
だが、戦場しか知らずに生きてきた少女に
それ以外の居場所などなかった。
フレイア・ケネディウス。
8歳で戦場に立ち、以来、数え切れないほどの命を奪ってきた連邦軍の少女兵。
だが、その名を知る者はほとんどいない。数々の戦果も、勲章も、すべては秘匿されている。あまりに強すぎるが故に、存在が公になれば国家間の均衡が崩れかねなかったからである。
戦後の法整備により義務教育の範囲は拡大され、15歳になるフレイアも高等学校へ通うことになるが、人として必要なものを戦場に置いてきた彼女にとって、学校という場所はあまりにも遠い。
だが、学校での様々な出会いをきっかけに、止まっていたフレイアの日常は少しずつ動き始める。
――これは、名もなき英雄の少女が、戦争のない世界で自分の居場所を探していく物語。