あらすじ
ヘカーテ帝国の次期最高裁決者、戦女神______そう名高いシレネ・センツベルは独断の元、義妹である「聖女」リィナ・センツベルの殺害計画を企てていた。
幼い時に見た「夢」でリィナはシレネを火刑に処し帝国を滅亡へと導いていた。
帝国の存亡のため、義妹を殺し己の正しさを捨てるシレネ。
そして夢ではシレネの断罪の時、そして現実ではリィナの殺害の時、義妹は楽しそうに笑った。
「神様なんて、クソ喰らえ」
己の加護神を揶揄する義妹。
「これは、依頼ですよ。お姉様」
そう言って己の命を軽々しく渡してきた義妹。
「あの手この手で何回も殺されるなんて痛くて仕方ないもの」
まるでその死を幾度か経験したかのように宣う義妹。
________死の際で見せた義妹の顔は、どれも知らないものだった。