あらすじ
冴えない日々を送っていた俺、丸見甚爾(まるみとうじ)の人生は、ある日突然覚醒した二つの能力によって激変した。
一つは、あらゆる障壁を透過し、真実を暴く【透視】。
もう一つは、数メートル先まで自在に伸び、触れ、干渉する【不可視の第三の腕】。
この神の如き力、正義のために使う? 笑わせるな。
俺をゴミのように扱ってきたこの社会に、欲望という名の復讐を始めてやる。
まずは、テレビの向こうで微笑む清純派アイドルの、誰にも見せられない淫らな裏側を透視。
さらに、人前で歌い続ける彼女に、観客もカメラも気づかない場所から『見えざる手』で執拗な悪戯を仕掛ける……。
次は、俺を冷酷に切り捨てた高慢な女社長。彼女が隠し持つ致命的なスキャンダルを暴き、その絶対的なプライドを屈服させて俺のモノへと変えていく。
警察も、法律も、物理法則すらも俺を捕らえることはできない。
権力も、美貌も、秘密も。
現代社会の全てを、俺は椅子に座ったまま支配してやる。