あらすじ

高校二年の水瀬梓は、出席番号28番のはずだった。 だがある朝の点呼で、担任は“29番”の名前を読み上げる。返事はないのに、出席は記録される。 教室には、いつの間にか一つ多い席。 誰も座らないその席には、毎日、誰かが書いたノートだけが増えていく。 周囲の生徒たちは、その違和感に気づかない。 “最初から29人いる”と、当然のように言う。 やがて梓は、その席に座り、ノートを開く。 そこには、まだ起きていない“自分の行動”が書かれていた。 逃れられない流れの中で、席替えの日。 梓が引いた番号は――29。 そして彼女は気づく。 あの日、聞き取れなかった出席番号の名前が、誰のものだったのかを。

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小説を読もう2026/04/16
  • 現在の作品出席番号、ひとつ多い