あらすじ
国を救った英雄ゼインが褒美として望んだのは、王子の婚約者である聖女リアだった。「リアを私に頂きたい」その一言で、王宮は騒然となる。彼女の婚約者マティアス王子は、愛人である聖女ルイーゼとの結婚を望むがゆえに、この申し出をあっさりと受け入れ、王はゼインの願いを叶える。
(彼との婚約は檻の中にいるような日々だったけれど、今度は獣のような目をした英雄のものになるなんて……)
リアはゼインの「褒美」として、魔族に滅ぼされた彼の故郷の廃村へと旅立つことに。野蛮で恐ろしい男と二人きり、これからどうなってしまうのかと絶望するリア。しかし、村に到着した彼女がゼインから告げられたのは「あんたにはこの土地の呪いを解いてほしい」という言葉だった。彼が本当に欲しかったのは、リアの類まれなる聖女の力だったのだ。
冷酷に見えた英雄の真の目的を知ったリアは、自らの能力で村の呪いを解き、村を元の姿に戻そうとする。やがて村には移住者が集まり、以前のような賑わいを取り戻す。一方王子は念願だったルイーゼとの結婚に動くが、ある大きな過ちを犯してしまう。
※戦が終わり平和になった後の世界で、使命に生きる女と復讐に生きた男が滅びた村を再生させるお話です。
※女性向けのシリアスなファンタジーものです。
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