あらすじ

死んだはずの女から、DMが届いた。 ある事情から、妻のSNSのアカウントをどうしても確認する必要があった主人公。 妻はあるアカウントの人物に何度もDMを送っていたが、DM相手のタイムラインを見ると、3ヶ月前に亡くなっていた相手だった。 妻もそのことは知っていたようで、返事がないことは承知の上で、日々の不安や悩みなどを独り言のように送り続けていた。 30代という若さで、治る希望の無い病に苦しみ、安楽死を切望していた妻。運命だと笑い、平然と死を受け入れていたように見えた妻。彼女の孤独や一人で抱えていた恐怖を知り、夫として無力感を抱いていた最中、返事があるはずのない相手から、DMの返信が届いた。 その中には、一本の動画のリンクと共に、安楽死の処置を行う「先生」と呼ばれる人物の情報が含まれていた。 妻以外に家族と呼べる人がいない主人公は、彼女が病気になる前から、いつか妻が死に、本当の孤独になることを何よりも恐れていた。 病いにより、ただ人形のように動けなくなっても、ずっと側にいてくれと願うことが、何より自分勝手な思いだと悟り、これ以上妻が苦しまないように、安楽死の処置を行う医師を探す主人公。 だが妻もまた葛藤していた。 まだ、自ら命を断つことに悩み、生へしがみつきたい思いも捨てきれずにいたのだ。 すれ違う思いの中、主人公が選んだ選択により、引き返せない道へと進んでいく。

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小説を読もう2026/04/16
  • 現在の作品そして、パレードは終わる