あらすじ

昼は市役所戸籍課で働く会計年度任用職員・雨宮澪。 頼られても、決める側にはなれない彼女は、深夜一時にだけ現れる《未受理窓口》を見つける。そこへ来るのは、生前に出せなかった届け出を抱えた死者たち。離婚届、出生届、婚姻届――届かなかった人生に触れるうち、澪は名前も受理番号も欠けた少女・雛と出会う。 雛の空白を追う先で浮かび上がるのは、旧庁舎火災で消えた記録と、亡き母が遺した“遅すぎた申述書”。 これは、記録から零れ落ちた名前に順番を返す物語。 受理は赦しではない。けれど、置くべき場所へ置かれたとき、初めて進める人生がある。

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カクヨム
カクヨム2026/04/15
  • 現在の作品夜の市役所、死者の書類を受理します