あらすじ

この世界では、すべての人間が“魔力”を持って生まれる。 それは才能ではない。 呼吸のように当たり前に存在し、鍛えれば強くなり、使えば身体を削る力。 魔力は人を強くする。 だが同時に、人を壊す。 国はその力を兵として扱い、戦うために育てる。 戦場に立つのは、特別な存在ではない。 ただ“少しだけ強い人間たち”だ。 主人公、カイ・ヴァルディスはその中でも異質だった。 桁違いの魔力量。 だがその代償として、身体は常に崩壊の危険を抱えている。 強ければ強いほど、壊れていく。 それでも彼は戦う。 負けたくない、ただそれだけの理由で。 やがてカイは、軍の最前線―― “第0戦域部隊”へ配属される。 そこは、選ばれた10人だけの部隊。 実力も、思想も、性格もバラバラな“異常者たち”の集まり。 無駄のない最強の剣、レナ。 経験で戦う男、ディアス。 速さで切り裂く後輩、ミナ。 頭脳で戦場を操るシオン。 静かに殺す影、レイ。 天才ゆえに危ういルクス。 すべてを守る盾、バルク。 命を削って癒すエルナ。 誰かを守るために立つカイル。 そして—— どんな時でも笑っている男、ガルド。 彼らは戦う。 理由はそれぞれ違う。 だが同じ戦場に立つ。 やがて、二つの国は衝突する。 理想のために戦う者。 守るために戦う者。 仲間のために剣を振るう者。 敵もまた、同じ“人間”だった。 戦場で交わるのは、正義ではない。 生きるための意思と、殺す覚悟だけだ。 初めて人を斬る瞬間。 仲間が隣で笑っている日常。 そして、それが一瞬で消える現実。 カイは知ることになる。 戦うということ。 守るということ。 そして——失うということを。 それでも彼らは進む。 これは、最強の少年が壊れていく物語であり、 仲間とともに“人として戦う”ことを選び続けた記録。    筆者から一言   泣けるの後半になるからちょっと待って

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/04/15
  • 現在の作品終わりなき戦火