あらすじ

詩に出会った頃、私はまるで大聖堂の天井画を眺めているような気がした。 なぜなら、詩というものが、人生で初めて出会った 「馬鹿な私にも読ませてくれる文学」 だったから。 私はスキップで虹でもかけ登らんはしゃぎようだった。 けれどもある日、母に告げられた。 「お父さんも若い頃に詩を書いてたよ」 因果。遺伝。血統。 それらがあっという間に私の詩集に手形をつけた。 あぁ、私が文字を書いたのは、運命ではないんだ。と思った。 胸が底なし沼になった気がした。 …さて、ではどうしようか。 私は私の言葉で手形を拭う それしかない。

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カクヨム
カクヨム2026/04/15
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