あらすじ
【歴史から削除された観測者――この世界で俺を認識できるのは彼女だけ】
ジャンヌ・ダルクが火刑に処される未来を観測する――それが俺の役目だった。
だが、彼女を救った瞬間。
俺は歴史から“削除”された。
名前も記録も存在も消え、
この世界で俺を認識できるのは、ジャンヌただ一人。
だがその代償として、俺は手に入れる。
あらゆる分岐を見通す【未来視】を。
そしてジャンヌは――
その“確定した未来”すら叩き壊す力を持っていた。
「俺が未来を見る。お前が、それを壊せ」
二人が手を取った瞬間、
世界はエラーを起こし、“正しい歴史”そのものが敵になる。
追ってくるのは、
歴史を修正するために存在する“もう一人の俺”。
確定した死の未来。
消されるはずだった存在。
――全部、潰す。
これは、
世界に否定された二人が、
“観測されない未来”を奪い取る逆転劇。