あらすじ
公爵家の財政と領地運営を任されていた令嬢は、ある日、婚約者である公爵の浮気現場に遭遇する。
政略結婚だったこともあり、彼女は涙を流しながらも笑顔で婚約破棄を受け入れ、公爵家を去った。
――それから一ヶ月後。
公爵家は破産した。
理由は単純。
それまで領地の運営、商会との交渉、資金繰り、そのすべてを彼女が担っていたからである。
「復讐なんてしていませんよ?」
ただ、自分の持っていた人脈と契約をすべて引き上げただけ。
これは、自分の価値に気づかなかった愚かな公爵と、無自覚に国を支えていた令嬢の物語。