あらすじ
あらすじ
鬼が支配する時代――
人はまだ、世界の主ではなかった。
山に棲む一匹の犬・哲西は、異形の鬼に追われ瀕死に陥る。
その命を救ったのは、鬼を狩る少年――桃太郎だった。
桃太郎は「鬼の時代を終わらせる」と言い放ち、圧倒的な剣技で鬼を討つ。
さらに“吉備団子”の力によって哲西は人の姿と力を得て、彼の仲間となる。
旅の途中、二人は空を操る雉の青年・矢掛と出会う。
彼もまた吉備団子によって覚醒し、かつて神であった記憶を持つ存在だった。
桃太郎たちは、自分たちが「神の魂を宿す者」である可能性を知る。
やがて辿り着いた村で、言葉で現実を操る巫女・奈義と邂逅。
しかし奈義は、無機の鬼による襲撃によって連れ去られてしまう。
「守るために戦う」と決意する桃太郎たちは、奈義奪還を誓う。
その過程で、桃太郎は己の内に眠る“異質な力”と対峙する。
それは神でも人でもない――破壊を囁く何かだった。
さらに、猿の王・神庭を仲間に加え、戦力は増していく。
だが同時に、敵もまた強大化していく。
黄泉より蘇る鬼――黄泉継鬼の存在が、物語に不穏な影を落とす。
一方その裏で――
桃太郎の過去には、巫女の少女・美咲との出会いがあった。
彼女との邂逅、そして仙人・しとりとの修行が、桃太郎の力の原点となっていた。
「神になるか、鬼になるか――あるいは、その両方を喰うか」
その運命を背負い、桃太郎は進む。
鬼の時代を終わらせるために。
そして――守れなかったものを、今度こそ守るために。