あらすじ
「最速で駆け、急所を貫く。――演算(ビルド)の最適解は、音速の彼方にある。」
回避不能の蹂躙(バグ)に、極振りの機動力(AGI)と致命的一撃(CRT)で抗え。
【イントロダクション】
職人の街ガルガドに、戦場を「数値」でしか見ない男がいた。
斥候カイト。彼が自作の魔導具『銀蹄』に詰め込んだのは、防御を捨て、回避と急所攻撃にすべてを捧げた極限のスピード型(味栗)ビルド。
特技の演算で敵の攻撃をミリ単位で回避し、コンマ数秒の隙に急所をねじ込む。
職人ならではの緻密な理論で構築されたその「最適解」は、ある日を境に音を立てて崩れ始める。