あらすじ
「知っているか?君のような女を寄生虫というらしいぞ」
遠征から帰った夫に突然離縁を告げられた辺境伯夫人エルゼ。持参金も自由も奪われたまま十七年間領地を守ってきた彼女は生きていけないと戸惑うが、夫は妻として尽くしてきたエルゼを寄生虫とののしり、「三年で準備して出ていけ」と言い放つ。裏切られたエルゼは、彼が魅力的だと語る「自立した強い女」になるべく三年間努力を重ねる。
そして三年後。夫が屋敷に戻ると、そこにはエルゼの置き手紙があった。
「あなたの望み通りの女になりました。もう寄生する必要はありません」