あらすじ
処刑台の上で、少女は焼かれるはずだった。
――それが“正しい歴史”だった。
だが俺は、その未来を壊した。
ジャンヌ・ダルクを救った瞬間、
世界はエラーを起こし、俺の存在は“歴史”から削除された。
名前も、記録も、存在そのものも消えていく。
この世界で俺を認識できるのは、彼女ただ一人。
「……あなたを、信じます。
一緒に、生きたい……」
俺は未来を見る。
彼女は未来を壊す。
これは――
“正しい歴史”に消された男と、
“死ぬはずだった少女”が、
世界のルールそのものを叩き壊す物語。
観測されない未来は、存在しない。
ならば俺たちは――その外へ行く。