あらすじ

三日半の旅の果てに、エイラとヴォルンは石底に辿り着いた。山脈の奥深く、呪いの核が眠る場所。そこには呪いに完全に飲まれた竜たちが待ち構えていた。かつてヴォルンが名を知っていた者たちが。 剣と炎で道を切り開いた先に、核の石があった。ヴォルンの炎でのみ砕ける。しかし砕いた竜は炎を失い、記憶の一部を永久に失う。 エイラは言った。「止める権利が私にあるとは思えない」 ヴォルンは炎を吐いた。 呪いは終わった。炎も、終わった。そして騎士団を捨てたエイラの居場所も、終わった。石底の外、オーロラが揺れる夜の岬で、二人は並んで空を見上げた。勝利でも、救済でもない夜の果てに。

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カクヨム
カクヨム2026/04/15
  • 現在の作品竜と剣の詩・後