あらすじ
「菜子ってさ、超能力者って信じてる?」
「え、うん。いつかなれるって信じてるよ」
「あ、いや。別にアンタの将来の展望を聞きたかった訳じゃないんだけど……いや、まぁ、とにかく私は全然信じてなかったんだけどさ、さすがにこれは信じざるを得ないかも」
「え、え? あ、梓まさか……とうとう目覚めたの!? 何を燃やしたの!?」
「いや、別に覚醒してないから。あと、なんでパイロキネシス限定? 違くて、この小説、まるで私の頭の中を盗み見たような内容だったから。オカルト的な何かじゃないと説明つかないでしょ」
「え、梓の頭の中? ん〜、どれどれ?」
「ちょっ! よ、読むな! アンタが今読むべきはそんな小説じゃなくて空気の方!」
「え〜、いいじゃん。梓が普段なに考えてるか気になるんだもん」
(ふー、あぶないあぶない。一刻も早く菜子の通信環境を破壊しないと。え〜と、ジャミングとは……と)