あらすじ
1月22日文学フリマ京都に出す新刊サンプルです。
「果てしなく青いこの空の下で」
イーデアとブレス、二種類の人類が暮らす世界で出会った二人から始まる物語。
A6/188P/500円
物質やエネルギーを人間の精神力が媒介して発現させる、サイ・テクノロジーが発達したこの世界には二種類の人類がいる。
<祝福の民>と<災いの民>
異形と異能を誇ったイーデアは数に勝るブレスに敗北し、地下都市へと追いやられる。
それから二百年、互いの接触はなかった。そして唐突なイーデア開放令から六十年余り。差別がまだ根強く残る地上のある都市で彼らは出会う。
青い髪をして不自由な足を引きずって歩くアイン。
青い肌をした巨躯を誇るが、実態はただの大学生バロン。
土砂降りの雨からはじまった出会いから、彼らの縁が繋がる。
互いの個性をぶつけ、認めあいながらの暮らしは平和そうに見えていつの間にか居候が増えていく。
このまま面倒ながらも穏やかな生活が続くだろうと思われたが、そこに暗雲が立ちこめる。
中心にあるのはサイ・テクノロジー技術者、通称ソーサラーの存在。
彼らの日常は、青空が曇るようにして崩れていく。